オークション売買は危険？
インターネットの普及により、様々なサービスがインターネットを介して受けられるようになってきました。
例えばオンラインショッピングなどでは直接店舗に行かなくてもパソコンからお目当ての商品を注文する事が出来ますし、最近ではさらにスマートフォンの普及によりいつでもどこでもショッピングができる時代でもあります。
オークションもそんな便利なサービスの１つです。
ネットを利用したオークションは売る側も買う側も便利な仕組みなので、利用ユーザーを年々伸ばし、ネットショッピングの１つとしても人気が高まっています。
人気の高まりも相まって、今やネットオークションでは様々な商品が出品されており、購入できない物はないぐらい多くの商品が揃っています。
そんな中、最近では中古車の売買がネットオークションでも行われており、多くのユーザーが利用する時代になっています。
一方で、「車のオークション売買は危険だ」と言う意見も多く、オークション特有の仕組みからトラブルになるケースも少なくありません。
ここではそんなオークションで車を売買するその危険性などについてお話ししていきます。
オークションは、入札制で売買が行われる仕組みを取っているので、多くの場合購入者側は安く買う事が出来ることが大きな魅力です。
しかし入札制と言う仕組みは、人気の商品の場合多くの入札が行われますので、結果的に値段は高くなり、場合によっては相場を大きく越える値段が付く事があります。
購入者は安く買える可能性がある、出品者側も高く売る事が出来る可能性がある、と言う双方にメリットのある形が、人気を集めている要因とも言えます。
ではそんなオークションで車を売買する危険性はどんなところにあるのでしょうか？
オークションを介した売買でトラブルに合う事が多いのは、やはり購入者側であることが圧倒的に多いです。
これにはオークション、を含めたインターネットでの売買の最大の特徴でもあるのですが、「現品を見る事が出来ない」と言う点が挙げられます。
例えばどこにでも売っていてどこで勝っても品質に変わりは無いようなものであれば、インターネットを介して購入する事に問題はありませんが、やはり現物を見なければ判断しにくい物も沢山あります。
その中の１つが車、特に中古車です。
中古車は、１台１台状態が違います。
中古車販売業者に直接見に行ってもそうだと思いますが、年式や状態によって、車体や内装の綺麗さ、キズの有無などは１台１台違ってきます。
車種○○、年式○○、走行距離○○、と条件や数値だけでは判断できないと言うことですね。
例えば年式の古い車でも非常に綺麗な状態の中古車もあれば、反対に年式が新しく走行距離が少なくても状態はそんなに良くもない、などは良くあることです。
だからこそ実際に見てみないと判断できないと思います。
そんな中古車のオークションの場合、まず写真が掲載されており、そして各種条件的な記載もされているのが一般的です。
どのぐらいの年数がたっており、事故歴、修復歴があるか、内装はどうか、装備はどうか、など、いわゆる中古車情報雑誌などに掲載されているようなイメージだとお伝えすれば分かりやすいでしょうか？
しかしながら、中には掲載されている情報と現物が違うこともあり、実際に購入してからその状態の悪さに気が付いたなどのケースがトラブルに発展する事が多いようです。
オークションで車を売買する際にはやはりまずこのようなトラブルが非常に多いので十分に注意する事が必要です。
そして購入側として他には、安い金額で出品されているものの、実際に購入しようとするとそれの数倍が必要になる事が多いと言うことです。
オークションに出品している出品者側を大きく分けると２つに分ける事ができ、１つは個人、個人が自分の乗っていた愛車をオークションに出品しているようなケースと、もう１つはいわゆる中古車販売業者です。
中古車販売業者が、販売の１つのルートとしてオークションを利用していることは最近では一般的で、出品者情報などを見れば分かるようにはなっています。
いわゆる大手業者などと言われる名前の知られているような業者でもこのようなオークションを利用した販売を１つのルートとして利用しています。
そしてそのような業者の場合、もちろん販売する事で利益を出さないといけないわけですから例えば想定より低い金額で落札されると困ります。
利益どころか赤字を出すわけにはいきませんよね。
例えば個人の場合ですと、いくらでも良いから売りたいと言うケースもあるかもしれませんが業者の場合は違います。出品したその車もいくらかで購入してきたわけですから、その金額を下回る金額で落札をされると赤字になるのでそういうわけにはいきません。
このような背景から、スタート価格が安い金額になっていても、最低落札価格と言うのが設定されており、最低これ以上の金額で無いと落札できないという金額が設定されていたりします。
ですから一見安いように見えても本当のところはそんな安い金額で購入する事は出来ないようになっているのが現実です。
もちろん一概に全てのケースがこれに当てはまるわけではありませんので、
中にはオークションを利用する事で非常に安く購入出来たり、反対に高値で買い取ってもらったり、などお得に利用する事が出来る事も多くあります。
しかしこれまでお話ししたように、トラブルなども多くありますので、もし利用するのであれば、十分に慎重に利用する事をおすすめします。
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